骨折をして、整形外科を受診。

レントゲンの撮影後、医者から、骨折の診断を受けた。


ここまでは良いと思います。


問題は、ここからです。

多くのケースで2週間に1度ほどの割合で


レントゲンチェックの儀


がありますよね?

これは非常に重要な儀式です。

どんだけ骨が回復しているのか、

ズレなどが拡大してないかどうか、


などなど、レントゲンから得られる情報はたくさんあります。

お医者さんもレントゲンをベースに患者さんに


「いや〜、まだですね。また2週間後来てください。」


などと言ったりしますよね?


しかし

レントゲン情報だけを鵜呑みにするな!


今回、お話ししたいことはここなんです。

確かに、レントゲンから得られる情報は非常に有益です。

現状のチェックも可能ですし、

骨がどのくらいまで回復してるのか、否か、

私どもも、非常に参考にさせてもらってます。


しかし


直接患部や

患部周辺から得られる

情報の方が圧倒的に多いのをご存知でしょうか?


例えば、

超音波治療を続けていると、

骨折部の痛みのレベルの低下の速度は、治療をやらないより、


圧倒的に速いのが事実です。




上の写真のアメリカ軍人の鎖骨骨折の方も、初めは骨折しか部分を触ると、

かなり痛がっていました。

しかし、継続的な超音波治療でかなり回復がみられました。


こういった、内容はレントゲンでは分かりませんよね?

内出血の吸収レベルもかなり違います。



腓骨下端骨折の10代の男性の例ですが、

くるぶし周辺の横への腫れ感が強いですよね。

先端も赤みがありますよね。


人間の体は日々変化している。


常に人間の体は変化しています。

少しずつですが、回復の方向へ動いているんです。

それなのに、レントゲンだけの情報を信じ切って、安静に待ち続けるのはいかがなものでしょうか?


腓骨下端骨折の例

頻発する、腓骨下端骨折を例にとると、


何度もお話ししているように、

腓骨下端周辺の骨折は、非常に時間がかかります。

レントゲンベースで医者の指示通りをギブスをして安静にしていると、2ヶ月は最低固定するでしょう。


1ヶ月で骨がつくというのはなかなか難しい骨折です。


ギブスをしたら絶対遅くなる。



医者なら絶対ギブス固定したくなるこの腓骨下端骨折、

本人にお願いして、医者にギブスをしないようにしてもらいました。


固定だけしてればよい?それは違う。

早く治していくには、骨が着いた後のことも考えて行かなければなりません。


そのために必要なのは、

関節の腫れ、むくみの管理、

関節可動域の管理。


このあたりが大切になってきます。


動画は、骨折部より下のむくみを取るためのマッサージを行っています。

これらの施術は、


ギブスをしてないから出来るんです。


ギブスをしてると、


ギブスを2、3ヶ月したにもかかわらず、

腫れは残ります。


2、3ヶ月後に

腫れを取るところからスタートしなければならないのです。



1ヶ月でリハビリスタート

少しずつではありますが、

足の関節の可動を高めるリハビリもスタートできています。


もちろん、10代というのもあって、回復は速いです。

しかし、医者のレントゲンベースを待っていては、

最低、2ヶ月は何もせず安静です。


それじゃーもったいないよね?


と思いませんか?


やることはたくさんあります。


しかし、

多くの医者は、

あなたの骨折は


何とも思ってないのも事実なんです。


それなら、

医者の言うことばかり、信じず、自分を信じて行動していくことも大切なのが少しはご理解頂けましたでしょうか?